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脳のエネルギー源として、炭水化物や砂糖に含まれる糖質が必要と言われるが、白澤卓二先生の話によれば、糖質は「頭の回転を速くさせる」どころか、実は脳を麻痺させるというのである。

昼食後に眠くなるのは炭水化物と砂糖が原因?

仕事で疲れたときに、「甘いものを食べて脳にエネルギーを補給しよう」と考える人は多いと思います。しかし、甘いものが脳に良いというのは、大きな間違いだというのです。

確かに、ブドウ糖は脳のエネルギー源になります。しかし、一方で、糖質を過剰に摂取すると糖質依存に陥り、脳が徐々にむしばまれていくのです。

ここでのポイントは、過剰に摂取し過ぎるということです。

糖質を摂ると、体内で起きる現象とは?

糖質が身体の中に入ってくると、まず血糖値が急激に上昇し、膵臓から大量のインスリンが分泌されます。インスリンは血液中のブドウ糖を除去しようとするので、今度は血糖値が下がり過ぎ、正常値よりも低い状態になります。すると、脳のエネルギー源となるブドウ糖が足りなくなり、脳がガス欠を起こして機能しなくなるのです。

また、血糖値が急激に下がると、脳の働きに必要なアミノ酸が枯渇し、神経伝達物質が作れなくなって、脳が麻痺状態になります。

つまり、「脳の働きを良くしたいから甘いものを食べる」というのは、完全な逆効果だということです。白いご飯やパン、麺類などの炭水化物も同様。炭水化物は糖類で合成される化合物であり、砂糖と同じ糖質であることに変わりはありません。

昼食後の会議は眠くてしかたないという人もいると思います。それは、昼食で砂糖や炭水化物を摂った結果、脳が機能不全に陥るからです。

 

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と、白澤卓二先生は言っていますが、ここでも全く炭水化物や砂糖を摂らないべきなのかというと、それも違うでしょう。確かに過剰摂取をすると、膵臓がビックリしてインシュリンが大量に放出され、 それが原因で血中内の糖質を処理し過ぎてしまいます。

適度な摂取であれば、低血糖になるだけで、そんな極端なことは起こりません。それに、炭水化物と砂糖では体内に入ったときの、ブドウ糖に分解するスピードが違うので、全く同じというわけでなく、問題は精製した砂糖を摂り過ぎてしまうことなのです。

特に、精製した砂糖は極端に血糖値を上げてしまいます。

 

さらに、こうも言っています。

何より恐ろしいのは、糖質には中毒性があるということです。砂糖や炭水化物を日常的に摂取していると、より多くの量を食べないと我慢できなくなり、その欲求が満たされないと、イライラしたり、怒りっぽくなったりします。こんな状態では、とても仕事に集中することはできないでしょう。

これは、糖質が脳へダイレクトに影響を与える物質だからです。白砂糖や炭水化物を摂ると脳のA10神経系というところが刺激されます。すると、ドーパミンという物質が分泌されて、強い快感をもたらします。このメカニズムは、コカインなどのドラッグを服用したときとまったく同じです。糖質の摂取時とコカイン摂取時で脳の同じ回路が使われていると考えれば、その中毒性の恐ろしさがわかっていただけるのではないでしょうか。

マウスを使った実験でも、糖度10%の砂糖水を与えると、摂取量がどんどん増えることが確認されています。摂取量を増やさないと気が済まなくなるのです。糖度10%といえば、炭酸飲料やスポーツドリンクとほぼ同じ。これらの飲料を日常的に飲まないと気が済まない人は、すでに立派な中毒症状だと自覚すべきです。

 

結局問題は、ドーパミンによる中毒症状だと思われます。

これも、適度な量であればエネルギーに使われ、中毒症状にまではならないのですが、ある一定量を超えてしまうと、ドーパミンの過剰分泌による快楽が糖質依存症を引き起こしてしまうのです。

甘いものや炭水化物の過剰な摂取には気をつけましょう。

 

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